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チュ、と小さく鎖骨辺りにキスをしたら、額にそそまま同じような音をたててキスをされた。
「だめだよ、ティキは手をだしたら」
「…悪ぃ。が可愛くて、つい」
「誉めても何もあげないから」
「うっそぉ。今から俺の事喘がすんでしょ?」
「……」
「(あ、すねやがった)」
ベッドの上でタオルケットに包まる二人。寒くなってきたので暖炉も炊いた。薪のこげる匂いが、冬の訪れをゆっくりと伝えてくる。体を重ねては眠り、重ねては眠り。どちらかの目が覚めればキスで目覚めの挨拶を交わして、そうやってまた体を重ねた。麻薬のように依存するその繰り返しは、あたしたち二人に与えられた時間をより濃く過ごす為の最も有効な手段であって、必然。
「じゃぁ、もう何もしないよ」
「うん、そうして欲しいな」
「ホントに何もしなくていいわけ?」
「…そんな苛めるように言わなくたっていいじゃない」
「ハイハイ」
「そんな意地悪にはオシオキだからね」
「…っ、…いきなりかよ…」
「うん、いっぱい可愛がるね」
幾度か欲を吐き出しているはずなのに、雄々しく主張するティキのオスを下着越しに付け根からなで上げると、彼は眉間にしわを寄せてから困ったように笑った。上に寝そべって乗るあたしを降ろして、横に寝かせる。頭をキツク抱えられて、髪を梳いていく綺麗な長い指に一瞬うっとりしてしまったけれど、いけないいけないと自分を奮い立たせて彼のモノを弄ぶことを止めない。
たくましい胸板に唇を這わせ、頂に舌を撫で付けるとピクリと反応するティキ、決して態度には出さない彼なので、敢えて知らん振りをして何度も何度も舌先を這わすと、手で弄んでいた彼のオスが時折反応してくるのが、正直堪らなく快感だった。
「体は正直ー」
「…うるさいよ」
「いっつもティキはこう言うよ?」
「それはそれ…ってコラ、俺はそんな技教えた覚えねぇ…っつの…馬鹿…」
自分の手のひらを舐めあげて彼のオスに擦り付ける。舐められるとはまた違った感覚に戸惑いながらも感じているようで、苦し紛れに酸欠になるようなキスを送ってあたしの手を止めようとするティキ。でもダメ、止めてなんかあげないから。ぬるりと唾液とは違うぬめりを帯びたものをすくって擦り付ければ、ティキのオスは益々硬く主張する。「…っ、」っとティキがたまに切なげな吐息を漏らせば、あたし自身も熱を帯びるのが感じられる。男はいつもこうやって欲を駆り立てて行くのかと冷静な部分で解析をしていても、まだ止めないティキの深いキスがソレをさえぎる。うっかり手を止めてしまうほど魅了されるけれど、懸命に振り回されぬようにしっかり自分を保つ。ふと離れた時に生まれる二人を繋ぐ細い糸を舐め取って軽いキスをする。コレもいつもはティキがしてくれる事、だけど今日はあたしから進んで行った。「…、エロすぎだって。」観念したティキが、諦めてあたしを抱きしめるだけに力を注ぐのを確認するとその腕をかいくぐってタオルケットの影に侵入し、足の間で待機する。
「…、また巧くなったんじゃねぇの…」
「んー…?」
「…めちゃめちゃエロイよ?オマエ」
下着から取り出したティキのオスを舌先で愛撫すれば、「わ、」と感嘆な声を上げてティキはされるが儘の体制をとっていた。丹念にかつ、ギリギリのラインで舌先を当てる。不意に隙を突くように頭からねっとりと口に含めば、ティキはくしゃりとあたしの髪の毛を撫でた。舌先で転がす以外にも手で擦って刺激を与え、ちゅるちゅると柔らかく吸うようにして目蓋を伏せれば、彼の腰が少しだけ動いた。いれて欲しい、と頭を欲がかすったけれど、其処はちゃんと耐えた。口に含む事を止めれてもぞもぞとタオルケットから頭を出せば、手の甲を額に当てて目を閉じる彼の姿がとても愛おしく感じる。動きを止めたことを不審に思ったのか、彼はうっすらと瞳を開けてあたしを見下ろした。
「…どした?イヤんなったか?」
「なってないよ。ティキ、気持ちィ?」
「んー…。良すぎてダメ」
「あは、それは何よりです」
「。コッチおいで?」
「だーめ、絶対離さないでしょ」
「残念、ばれてるし」
再びもぞもぞとタオルケットの波に飲み込まれるようにして下に沈むと、バサリと捲りあげられて「みせて?」と体を起こして口角をあげて微笑む彼に余裕を感じ、悔しいから良いよと発したとたんに口に含んで舐めあげる。付け根から裏筋を通り、括れを介して先端で大きく口を開けて含む。ずるずると口内から分泌されるものを絡め合わせてのどの奥まで飲み込もうとすれば、小さく耳に届く彼の艶声。次第に優しく撫でていた手は力が入り、どんどんと熱を帯びていくのが解かるとオスから口を離して急に彼の唇を塞いで押し倒した。「寝てて、ね?」と耳元で囁けば「…淫乱、」と言葉では反抗する彼の耳たぶもちょっと紅い。再び下がって行き口に含む。てらてらとエロティックに光るそのモノに随分と魅力を感じてしまう。飲めるものなら飲み込んでやりたい、苦しいんだけど。しばらく舌を伝わせていると、不意に腕をつかまれて引き上げられた。
「きゃ、っ…!」
「もう、駄目」
「え?なんで、今はあたしが…っふ、ぁ」
「射れるからな」
あっという間に上下反転し、彼の妖しげな笑みがあたしを射抜く。唇を塞がれて舌が絡まれば、唯一身に着けていた下着を取り除かれて、オンナノコに宛がわれる。これから何をされるのか十分すぎるほど解かっていたので、ずくんと下腹部がうずいた事が解かった。慣らされても居ないハズなのに、軽々と飲み込まれていくモノを見て、ティキは嬉しそうに笑う。ゆっくりと慣らすように動きながら、溢れてくる蜜をさらに掻き出す様にナカを探って突いて来るティキのモノは、いつもより少しだけ張り詰めている気がした。
「っ、あっ…あ、ティキっ」
「がこんな風にしたんだから責任とってよ」
「ーぁ、ぁ、 せ、き…にんっ?」
「…っていうか…濡れ過ぎ。そんなに俺が欲しかったの?」
コクン、と正直に頷けば良く出来ました、お姫様。と目尻にキスを落としながら一気に片足を持ち上げて深く突き始める。あたしが気持ちよくしてあげようと思ったのに、と途切れ途切れに言ってもティキはあれ?そうだっけ、ととぼけたふりをして動きを止めない。じゅくじゅくと卑猥な水音を立てながら混ざり合う二人の結合部からは、とめどなく蜜が溢れて足の付け根を伝う。絡めあう指先は力を入れすぎて白くなっていると思う、少し 冷たいんだ。
「っ、ひぁ、…ぁ、ぁん…!」
「…くっ…に舐められてたせいで、俺そんなに長く持たねェ、ぞっ…!」
「ぁっ あ、 イイ、よっ 我慢、しない、でっ…!!」
「それは、コッチの台詞…っ。そんな喘いで、気持ちィんだろっ…?」
やっと我慢していたものが満たされたからか、それとも少し張り詰めるティキのオスがあたしのナカをぎゅうぎゅうと圧迫するからか、それはどちらか解からないけど。さっそうと上り詰める快感は手招きしてあたしを呼んだ。狂ったように交わすキスの追い討ちもあって、簡単に達するあたしをティキのしなやかな体が包み込む。それでも動きを止めないティキに達して敏感になった自分の体はおかしくなるほど彼を締め付けた。ちかちか瞬く世界の中、次いで小さく声を漏らす彼がドクンと脈を打った事を感じ取ると、荒い息を整えながらこめかみに伝う汗をぬぐいもせずに彼は呟いた。
「って…チョコレートみてぇ…」
「…ぇ?」
「しかも、とびっきり甘いヤツ。」
「…?」
「甘ったるくてしみるんだけど…それがクセになってやめらんねぇわ…」
触られただけで、焼けるように、アツイ。
(熱を持つ其処から、徐々に徐々に、其れで居て穏やかに確実に)
甘すぎて、イタイ
(焼けるような甘さ、解かっていてももう止められない)
溶けかけた
Chocolate Blanc
(071016 roco ANNA様へ捧ぐ…☆)
仲野ロコ 様から戴きました!!
何てサプライズ!!ホントありがとうございました!!